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HOME   »   りこちゃん  »  【会社猫・地域猫・外猫】 りこちゃん、ごめんね。
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Feb.19, 2016

りこちゃん
昨日 
2016年(平成28年)2月18日 13時30分
天国に還りました。

元気になったりこちゃんの姿を
ブログにアップしようと意気込んでいたのですが
叶えることができませんでした。

あれからずっと
皮下補液を注射してもらうため
遠い道のりをふたりで通っていました。

休日の晴れた日の通院には
りこちゃんの大好きだったひなたぼっこと称して
こうしてキャリーケースの覆いをとって
蓋いっぱいに太陽の光を浴びせて



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でも、
容態は改善せず
食欲も増すことなく
このままでは埒開かず
この週末には他の獣医師の診断を仰ごう、
と思っていました。


おととい帰宅するとケージのベッドの中で
横向きになったまま眠るりこちゃんの姿がありました。

いつもよりなにかぐったりとして
起きあがれない感じがしました。

「このままではだめなんだ」

「触れない猫」でも
ちゃんと診てくれる病院へ!


「移動アニマルクリニック」へは
「りこちゃん」を保護する当日
相談してみたけれど
「洗濯ネットに入れていなければ診られない」
ぴしゃりと断られていました。

今になってわかる、
保定者がほかに居なければ難しいこと。

しかし今なら弱ってもいる事だし
それを告げれば今回は診てくれるかもしれない、と
再度電話をしてみたが出ず。

仙●さんは遠くて18時まで、
テ●●さんはここも18時まで、
W●●●さんは19時までで、ここは医療技術も高いらしいが
この状態で診てくれるかな?

結局ゴンママさんに相談し彼女に事前に電話連絡をしてもらい
テ●●さんにりこちゃんを連れて急行しました。

そこで二回目の血液検査。

助手2名で保定して
鎮静剤を打つことなく血液採取終了。

待つこと30分。

その結果は
肝臓、腎臓、貧血、腹水貯留、アルブミンなどの数値から
先生は「回復させるのはかなり厳しい」とおっしゃいました。

それでも一縷の望みをかけて
「抗生剤とインターフェロンの注射を
毎日打ってみよう」という事になり
お爪も切って頂いて
少し心軽くなって家路に就きました。



「一縷の望み」だけど
「きっと効く!良くなる!」と思えてならず
タブレットで朝までほとんど眠らずに
経験談のブログを読み漁り治療方法の検索をしました。

利尿剤、ステロイド、造血ホルモン・・・

これらの投与を先生に提案してみよう、

「そしたらきっと持ち直す!」


その病院の診療時間は18時まで

17時に終業して帰宅して、
りこちゃんを伴って通院するにはあまり時間的余裕がないし、

それにとにかく「かたときも離れたくない」という気持ちが勝って
昨日は「りこちゃん」同伴で出勤しました。

会社は人数の割にスペースが広くて
使われていないデスクがいくつかあります。

今回購入していた折りたたみケージは
このデスクの下にぴったりのサイズで
暖もとり
段ボールを屏風のようにたてかけて
社長に気づかれないようにしました。

万一社長に見つかったらその時は
正直に話して許可を頂こう、と思っていました。

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「さぁ、これでよし!」

そしてその後もなんどもなんども
りこちゃんを見に行きました。

お昼休みを終えて13時30分頃見に行ったとき
先ほどまでの態勢が変わっていました。

その日は先代みみが倒れて入院した時に作ってあげた小さな枕を
りこちゃんにも使っていました。

先代みみりこちゃんを守ってくれるかも!
という期待も込めてだったのですが。

さきほどまではその枕からお顔が若干落ち加減だったのが
この時はほんとに上手に載せていて
すやすやと安らいで眠っているかのようでした。

しかし口元にほんの少し
嘔吐の跡がありました。

「もしや!」と思ってりこちゃんのお顔に触れてみました。

いつもなら怒って「シャー!」するのに
今回はなんの反応もありません。

先ほどまで呼吸で波打っていたお腹も
動いていません。

りこちゃんは私の巡回の
ほんの短い合間にひとり
息をひきとっていました。


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私はおもわず
大きくしゃくりあげそうになるのをこらえて
デスクに戻り
社長が帰って行くのを待ちました。

2時ごろ社長が会社をあとにしたので
すぐさまりこちゃんのところへ行き
あらためてその死を確認しました。

そして「りこちゃん」の娘「ななみちゃん」が産んだ
「ポアロ」と「シャーロック」兄弟の里親になってくれた
副社長の所へ行って
「りこちゃん」が亡くなったことを
伝えました。


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(左が「シャーロック」 右が「ポアロ」


ショッキングなことがあるとひざがガクッとなるのですが
この時もそうでした。


「もう社長も帰ったことだしりこちゃんと一緒に
はやく帰っていいよ」

優しい言葉をかけて頂いたら
涙が堰を切ったように溢れ
帰るまで乾きませんでした。

結局終業時間の17時まで泣きながら仕事して
「りこちゃん」
お話しながら帰途に就きました。

「こうしてキャリーケースのりこちゃんを助手席に乗せて
何度もドライブしたよね。」

「いつも病院の帰りに立ち寄る
スーパーに今日も行くから
車で待っててね。」


そして「りこちゃん」に似合う可愛いお花を
たくさん買いました。

正直先代みみが亡くなった時だって
こんなにいっぱいのお花は買いませんでした


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腹水はあったものの
実際ほとんど苦しむことなく
一瞬で天国に召されて行ったように思われます。

私に心配をさせまいと
こんな可愛い姿を残して。


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帰宅して
りこちゃんの身体をタオルで拭き上げ
ブラッシングしました。

若いころはどんなにか美猫だった「りこちゃん」

お顔もしっぽも
お尻も拭きました。

お手々も
足も・・・

いっぱい苦労したね


そしてこの時初めて
「りこちゃん」を胸に抱きました。


「ごめんね、Riko。

私の勇気と知識の不足
そして見極めが遅かったのです。


許してね。」



「元気玉」をお送りくださった皆さま、
ほんとうに
ほんとうにありがとうございました

同じ思いの皆さまの励みになるような
朗報をお伝えできずごめんなさい。

でも頂いた「元気玉」はりこちゃんに届き
第2の猫生で活用させていただきます!



昨夜はお通夜をし、
りこちゃんと並んで寝ました。

少しでも長く一緒に居たいので
荼毘に付すのは明日にしました。

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ありがとうね、
愛してるよ。
りこよ







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Comment
282
Re: ありがとうございます
ggsお世話係さま

こんにちは。

頂いたお言葉とても嬉しく
泣きながら読まさせて頂きました。

本当にありがとうございます。

りこちゃん、最期まで「しゃ~!」していて
心を閉ざしたまま逝ってしまったので
ほんと嫌だっただろうと
後悔に似た想いが押し寄せてきていました。

でも日が経つにつれ
こうして頂いた暖かいお言葉は
きっとりこちゃんへも届いていて
(猫ちゃんは神通力があるというから)
りこちゃんの心を安らかにしてくれていると思えてきたのです。

りこちゃんへ
「ありがとう」とおっしゃっていただいて・・・
りこちゃんは幸せ者ですよね。

今年の冬は越せなかったりこちゃんだけど
春には桜を見せてあげたいと思っています。

ggsお世話係もお身体お大切になさってくださいね。

そしてこれからもどうぞよろしくお願いいたします(*^。^*)











281
Re: タイトルなし
千代ままさま

お言葉ありがたく
泣きながら読まさせていただきました。

あとに残された者にはいつも後悔の念が
追いかけてきて
そのことで尚更涙の数が多くなります。

そうですね、
虹の橋であの子が待っていてくれる!と思うと
それまで私も頑張って生きて行こう、という気持ちになります。

千代ままさまが言ってくださったように
いっぱい泣いて
元気を取り戻して行きたいと思います。

そろそろ春の気配もしてまいりました。

千代ままさまもお身体ご自愛くださいませ。

これからもどうぞよろしくお願いいたします(*^。^*)









280
Re: タイトルなし
コメントありがとうございます。

20日土曜日、そぼふる涙雨の中
荼毘に付してまいりました。

日がたつにつれりこちゃんも私を許し
今頃新しい猫生を元気に歩き始めた気がしてきました。

お言葉とても嬉しかったです。

力づけられました。

ありがとうございます。

つたないブログですが
これからも
どうぞよろしくお願いいたします(*^_^*)


279
Re: りこちゃん
かりんさま

こんにちは。

コメント頂きありがとうございます。

りこちゃんへのお悔やみのお言葉や
私への励ましのお言葉、
読み返しては号泣しています。

りこちゃんは最期まで人間を恐れていて
亡くなるその朝も元気に「しゃ~!」していました。

お外で暮らすことになった猫ちゃんの
身を守るための当然と言えば当然の行動で
せつなくなります。

そんなりこちゃんの病院選びに
一抹の後悔もあって・・・

でもこうして皆さまから暖かいお言葉を頂いて
りこちゃんもどんなにか嬉しく
意気揚々と今、
虹の橋を闊歩しているような気がしてきました。

かりんさまを心強くするような朗報をお届けするつもりでしたのに
寂しい思いを共有させてしまいごめんなさいね。

でもこれを乗り越えて頑張りましょうね。

春も近いですね。

今年はりこちゃんに桜を見せたいと思います。

これからもどうぞよろしくお願いいたします(*^。^*)















278
ありがとうございます
sugar babe様 今はどんなに辛くて寂しい思いをされている事でしょう。
愛しいりこちゃんは sugar babe様のおかげで愛される事を知って
お空に帰った事と思います。

sugar babe様 ありがとうございます。
りこちゃん 今はもうどこも痛くないよね 頑張ったのよね。
ありがとう。

こんなにも愛されて幸せな猫さんだと思います。

りこちゃんのお写真に手を合わせました。

sugar babe様 お身体お大事になさってくださいね。

277
りこちゃんの ご冥福をお祈りします

どんなに 手を尽くしても
どんなに心を砕いて看病しても
こうも出来たはず、ああも出来たはずだと、後悔の気持ちは追いかけて
来ます。 でも、
suger babeさんに出会えた事で
りこちゃんの猫生は幸せなものだったはずです。
虹の橋で 待っていて くれますよ。
いっぱい泣いて 元気を取り戻して
下さいね。


276
天国で安らかに暮らしてますよ。りこちゃんはたくさん感謝してると思います。

274
りこちゃん
sugar babeさん、残念でしたね。
りこちゃんのために必死で看病されているsugar babeさんが目に浮かぶようでした。。。

人に触られることに慣れていない子の診察をしていただく事は本当に大変ですね。
でも、外で暮らす子が人懐っこくなるのも危険なことだと聞きます。
人間と距離を置くことで猫は自分の身を守ることもあるのですよね。
すべての外猫を家に入れることもできないし…本当に悩みます。

可愛いりこちゃん☆
sugar babeさんから美味しいご飯をもらい、暖かいベッドも…そして、娘ちゃんもお友達もいて、とても幸せな猫生だったと思います♪

sugar babeさんをりこちゃんは大好きで信頼していたことでしょう。
たくさんのお花に囲まれたりこちゃん、まさに愛し猫ですね。

りこちゃんがお空の上で幸せに過ごせることを祈っています。
sugar babeさんもお身体に気をつけてくださいね。

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愛しい猫たち
(私のもとに残った猫たち)
三毛猫「みみ」(先代)女の子 (ピーク時5.22kg、ダイエットして4.3kg位をキープしていました)
10歳の時に両親から譲り受ける。
平成21年7月31日19歳半で虹の橋を渡りました。
今はお空の上から交信中(*^^)v

mysweetmimi[1]

シャムミックス 「りこ」出生時期不明 平成28年2月18日虹の橋を渡りました。(年齢は7歳位?)会社裏に来るようになりTNRして見守っていましたが体調不良をきっかけに保護し通院しましたが叶いませんでした。今はお空から見ていてくれています。
201602241127119e5[1]

黒白はちわれ「もも」女の子 お年は不明。平成20年ごろ出生と予測しています。5.6kg。
平成21年12月18日野良ちゃんだった所を保護。我が家に入って頂きました。
(このお写真はまだお外で暮らしていた頃のもも)

秋の日のもも

さばとら白「あとむ」平成23年6月頃出生。 4.3kg。
平成24年3月5日保護→去勢手術→同月7日ももの弟として我が家に入りました。

アトム

三毛猫「みみ」(二代目=里子に出すつもりで保護し便宜上みみと名付けたままうちの子になってしまいました)平成24年5月中旬頃出生 3.0㎏s



赤ちゃんみみ

白三毛「ななみ」(平成23年10月頃出生と思われます。)上記に掲載した母猫「りこちゃん」を保護し亡くした後会社裏に一匹取り残されてしまい雄猫の侵入などもあり安住の地がなくなりました。このまま外にいては危険と判断し平成28年5月13日保護しお家に入れました。まだまだ家猫修行中!左側がななみちゃん、右側がママの「りこちゃん」
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(里子に行った猫たち)

(里子に行った日付の新しい順から掲載しています)

黒と白 くりくりおめめとお鼻ぽっちが可愛い男の子「りお(梨生)くん」(現在のお名前は「フィガロくん」)平成30年5月会社の向かい側にある倉庫で出生。離乳のためママの「ちゃみ(茶美ちゃん)」が息子ののりおくんと彼の妹のしおり(栞梨)ちゃんを連れて道路を渡って来るようになり心配で保護。平成31年3月2日優しい里親さま(宮城県石巻市在住女性)のもとにお婿入り致しました。↓ IMG_1667_29 (412x550)
黒と白お顔の小さなスレンダーボディの可愛い女の子「あんず(杏)」(下記のすももちゃんとまだ里親募集中のゆずくんと3兄妹)平成28年7月11日出生。会社近くで産まれ離乳期近くなり会社の敷地にある猫ちゃん用フードを食べに来たところを車の往来を渡ってくることに心配で耐え切れず保護。(ママの「千鶴ちゃん」も後日保護し今は友人宅に居ます。)平成28年12月18日優しい里親さま(仙台市岩切在住19歳男子大学生)とご家族の子供に迎えて頂きました。↓20161012100531d9b[1] - コピー
黒と白クールビューティな女の子「すもも(李)」(現在のお名前は【ノアちゃん】) 平成28年7月11日出生。会社近くで産まれ離乳期近くなり会社の敷地にある猫ちゃん用フードを食べに来たところを車の往来を渡ってくることに心配で耐え切れず保護。(ママの「千鶴ちゃん」も後日保護し今は友人宅に居ます。)平成28年10月30日仙台市福室在住四人家族の優しい里親さまの子供に迎えて頂きました。↓sumomochan[1]
黒と白お鼻の横のほくろが可愛い「しずか」女の子 出生はおそらく平成26年の春ごろと推測されます。平成27年4月会社の裏庭に来ていたところを保護しました。その頃すでに一歳位だったものと思われます。平成27年5月30日県内登米市の素敵な里親さまの子供になりました。↓201511161433013a7s[1] (113x200)
白地に黒縞斑紋「モモ」女の子 平成25年9月中旬~10月頃出生→同年12月3日保護→平成26年1月4日素敵な里親さまの子供になりました。(姉妹の「ナナ」と一緒にお迎え頂きました。↓サイドバー用苺

黒猫「ナナ」女の子 平成25年9月中旬~10月頃出生→同年11月28日保護→12月21日に我が家へ移動→平成26年1月4日素敵な里親さまの子供になりました。(姉妹の「モモ」と一緒にお迎え頂きました。↓ななとももツーショット

シャムミックス「風(ふぅ)」男の子 平成25年9月中旬~10月頃出生→同年10月31日保護→12月17日素敵な里親さまの子供になりました。(兄弟の「雷(らぃ)」と一緒にお迎え頂きました。↓風くん

濃グレーきじ×白「雷(らぃ)」男の子 平成25年9月中旬~10月頃出生→同年10月31日保護→12月17日素敵な里親さまの子供になりました。(兄弟の「風(ふぅ)」と一緒にお迎え頂きました。↓ 雷くん

むぎわら柄「こむぎ」女の子
平成24年5月出生→同年年7月13日保護→9月7日優しい里親さんの子供になりました。「むぎ」と名付けていただきました。↓
小麦

濃グレー×白(長毛)「ポアロ」男の子 平成24年5月出生→同年6月27日保護→7月10日優しい里親さんの子供になりました。↓
赤ちゃんポアロ

茶×白(長毛)「シャーロック」男の子(「ポアロ」と兄弟
平成24年5月出生→同年7月13日保護→その日のうちに「ポアロ」の里親さんのもとに兄弟で迎えて頂きました。↓
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きじとら(濃グレー)×白
「ミント」男の子 平成23年10月頃出生→平成24年4月
優しい里親さんの子供になりました。↓
千葉建時代のミント
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